肉q、しょうこりもなく新しいこと考えついたってよ。

f:id:nkobi1121:20220729161835j:image

(約2000文字)

前回の記事で、Youtuberアバタローさんの読書系サロンに申し込んだことを書いた。まぁこれは抽選から外れるかもしれないんだけど。それに飽きたらず、今度は、日本読書療法学会なるものにも入会してしまった。

 

実はいろいろ考えることがあってね。

ここ数年、精神分析、オープンダイアログと勉強して、内面の言語化や対話はすごく大事だなと思った。でも、昔から自己主張をよしとしない日本で育った日本人にとっては、人々の前で自分の考えを言語化することそのものにハードルがあるよなぁ…とも考えた。そして再び試行錯誤の森に迷い込んだ私が次に掴んでみたものが、読書療法だったわけ。

 

この療法、日本じゃ全くメジャーじゃないけど、イギリスでは2013年から精神科医が本を処方するということが実際に行われているらしい。

 

いつかぽーぺにゃんカフェ作ったら、そこで本の処方もできたらいいなと考えているんだけど、他にも考えていることがある。でもこれは難しそうなんだよな…

 

まだなんも固まってないんだけど、聞いてくれ。

精神科病院とか、介護系病院で本の読み聞かせをする有償ボランティアを束ねる仕事を作れないかなってね。

私の動画を見てくれた人ならご存知だけど、高齢化が進みすぎた日本では、どこの病院でもだいたい動き回る高齢者は、転倒しないよう車椅子やベッド上に拘束されていて、寝たきりの人たちは日中ついているテレビをぼんやりと見ているだけの生活となっている。これは患者さんの数に対するスタッフの数が少なすぎると言う事があるんだけど、この傾向はAIが導入されるまでは続くだろうね。

 

患者さんを1人にしていると動き回るから拘束、とまるで動き回ることが悪いことのように言われているけど、動き回るのは当たり前なんだよね。彼らにはちゃんと理由があるのだから。ただそこにじっと座っているように言われても、若い頃働き者だった彼らは「どこに行くって仕事に行くに決まっとる」「ご飯作らんとあかんから帰ります」とどこかに行こうとしてしまう。でも、「これ、ちぎるの手伝ってくれませんか」などと作業をお願いすると、どこかに行こうとしていた人も快く応じてニコニコ座っていてくれる。

 

私が考えるのは、ベルトによる身体拘束じゃなく、人間による見守りだ。話をしたり、本の読み聞かせをしたり、一緒に歌ったり、散歩をしたりする。ほとんどのことは、多少の研修期間は必要であっても、看護師ほど高度な専門性を持つ必要は無い。もちろん精神科に入院してる患者さんの中でも、自傷他害のリスクのある患者さんは精神科専門の医療従事者抜きに関わるべきではないけどね。

 

まだまだ元気だけど引退してヒマしてる高齢者とか、生活保護を受けている精神疾患持ちの人でも本の読み聞かせが可能な精神状態であれば参加してほしい。働きたいという気持ちはあっても、時々調子を崩してしまう人達にとって「今日は調子がいいから参加してみようかな」というくらいのゆるさのある場所があったほうがよいと思うんだよね。

 

でもそうなると、難問山積み…

いくら有償ボランティアといっても、ある程度質量共に安定した供給がないと次から頼まれなくなる。そもそも身体拘束のベルトを使っているのは、看護師がほんの少し目を離しただけでも患者さんがベッドから転倒するという事実があるからで、これを人間が代わりにするとしたら、その間中ずっと患者さんが危険行動をしないように目を配っておかなければいけないわけで、それを有償ボランティアができるだろうか。それに受け入れる側の病院としては、何人ものボランティアを建物内に入れることに不安があるだろう。相模原障害者施設殺傷事件のようなことが起こらないとも限らないから。

 

病院側に安心して受け入れてもらえるようにするには、有償ボランティアにきちんとした研修を施して、履歴も考慮して、いわゆる「ちゃんとした人たち」だけを採用すればよいのかもしれない。そういう意味では、看護学生、将来作業療法士精神保健福祉士を目指す学生に実習として一定期間関わってもらうのは有効なことだろうから、それはそれで提言するのもありかなとは思う。(…が、気楽なブログを書くのと違って、ちゃんとした専門紙に提言文を出すのはものくっそ気が重い)

 

それでもね、そりゃあ多少トラブルが発生するリスクは上がるかもしれないけど、私はやっぱり「現在働けてないけど、少しでも社会につながって貢献したい」と思っている精神疾患を持つ人たちにこそ勧めたいんだよね。ちょっとでも自己肯定感が持てる居場所ができたらWINWINだと思うし。

なんとかならんかな…

 

ちなみに私はこれを思いついたけど、自分はまとめ役の器ではないので、誰か代わりにやってくれと切実に思っている。私は有償ボランティアの教育係をやるからさ。オープンダイヤローグの手法なんかも学んでもらって。

 

今すぐでなくても良いので、そんな私の妄想を形にしてくれる方々おられたら、来年あたりオフ会でもしながらアイディアを出し合いましょ。

 

今日の動画



ではまた。

f:id:nkobi1121:20220729131931j:image