肉q、ついに運命の家に出逢う!?

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明確なイメージを思い描くと、それを手に入れることができたりする、そのようなことがしばしば自己啓発本やスピリチュアル系の本で言われてきた。…といってもスピ系はよう知らん。引き寄せの法則とかかな?読んだことないから知らんけど。

これは確かに、イメージを明確化することで、日頃から意識的にも無意識的にもアンテナを張ることが出来るので、漠然と望むよりは実現化の可能性は上がると思う。

 

ということで、家の話。
私は今まで家については無頓着で、人生最初に借りた千葉の船橋のアパートは家賃13000円だった。ある時から猫を飼うようになると、猫は上下運動が好きなので、ロフトや階段付きのアパートや家に目を付けるようになった。今住んでいる神戸の家は、最寄りの駅まで徒歩15分ほど。小さな庭のある2階建てのリフォームしたての小ぎれいな一軒家。家賃35000円。うちに来た人たちには「安さが異常!事故物件じゃないの?」と言われたが、一応大島てるで検索してもうちの家は出てこなかった。隣の家の住人が耳が遠いのか、1階にいるとテレビの音が丸聴こえになってうるさいことを除けば、私にとって全く文句の付け所のない家であった。
そんな家にもかかわらず、新しい家を探した理由は大きくわけて2つある。1つはパーソナルなこと、もう1つは仕事に関連することだった。

 

1つ目のパーソナルなこと。それはそのうち来ると言われている南海トラフに備えるということだ。今の家は海からとても近く、ひとたび南海トラフレベルの地震が来るとなれば、どこかに避難しないといけなくなる。ところがうちには猫が3匹いる。避難に対して協力的でない猫3匹を連れて避難所に行くのは現実的ではない。その上、両隣の家との幅が狭いため、火事にでもなればひとたまりもない。なので、理想としては震災が起こっても避難をしなくてもすむところに住むということだった。ところが私は「和風」をこよなく愛する人間で、マンションに魅力を感じないんだなぁ。なので、自分のイメージとしては、海から離れた、周りを高い柵で巡らした広い庭を持つ家で、たとえ家が崩れても、いざとなれば庭にキャンプ用テントを立ててでも猫と一緒にいれるようなところ。意外とちゃんとした木造作りの古民家はそうそう簡単に壊れない作りになっているらしいので、庭の広い古民家だな。そして、今は職場まで通勤に1時間半かかるけど、もし震災があったら歩いて帰れる距離がイイな。

 

もう1つの理由。これは私の仕事に関すること。これ書くと長くなるから、前回のブログ参照されたし。

 

簡単に言えば、金銭の介在しないクリニックというかカフェ?を作って、私の思う治療のカタチを試してみたいということ。もちろん薬物療法が必要な人は、他の病院にも通って頂くけど、来てくださった悩める旅人には、基本的にはこれまで私が学んできた精神療法を適時駆使しつつも、まずできる限りスマホをオフにしてもらい、ゆっくりお話を聴きながら、畑作業を一緒にしたり、お茶を飲んだり、本を選んだり、猫と過ごしたり…。日中しっかり日の光を吸収して、大地に触れて、風を感じて。一種の作業療法だけど、マインドフルネスにもつながってる。みんな、ネットに繋がり過ぎて、知識を貪欲に求めすぎて、コンテンツを強迫的に消費して、頭でっかちになって他人と比べ過ぎて疲弊しているから、それをちょっとリセットしてほしい。大地に触れていると、あれこれ難しく考えてしまいがちだけど、結局私たちもただの生物、大地の子。いずれは大地に戻るのみ。それが体感できるともっと楽になる。そんな空間でぼちぼちと対話をしたい。

 

さて、そんな私の妄想じみた夢を可能にするかもしれない家をついに見つけた!職場から自転車で30分と近過ぎず遠過ぎず。

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この門を入ると…

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この窓が好き!縁側がある!屋根は葺き替えした方がいいかな。

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枯山水🪨

 

…ところがだ。困ったことに、家を買うといっても、私医者だけど、あまり金ないんだな。数年前にはフランス留学してたし、その前は数年大学病院に勤めてて、実は大学病院のお給料なんて医者の高給取りのイメージからだいぶ外れてるんだよ。研修医よりも薄給だった。友人と仕事帰りに吉野家に行くくらいしか選択肢がなかった。そんなだから、稼ぎ出したのはせいぜいここ数年といったところ。それなのにだよ、私は数年前のある「やらかし」のおかげで住宅ローンを組めないんだな。

「やらかし」というのは、私、フランス留学時にビザの残高証明のためだったかな、預金の残高のほとんどをフランスの口座に移したんだけど、その後それを戻し忘れて、日本の銀行口座からクレジットの引き落としができなくなってたのに、その通知が郵便で日本の家に届いてもフランスにいたから全く気付かなくて、焦げ付かせてしまったというわけだ。なんてこった!支払い能力わりとあるはずなのに、社会的信用がゼロ!

 

というわけで、住宅ローンを組まずに、割賦販売とやらで家を買うことになった。これは、まず手付金に1000万、残りをその後4年で返済ということになる。恐ろしや、他の人が35年ローン組むお値段を4年でなんて、恐ろしや!やっとゴロニャ禍開けたからバリとかマレーシアとかアメリカとかドイツとかいろいろ行こうと思ってたのに、しばらく難しいかも…というわけで、4月末に契約予定!今後は楽しい節約生活を開始します!

(次回に続く…)

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