うちの自宅(嘘)
(約1300文字。ただの日記)
鬼のように濃かった二日間が過ぎた。
月曜日、病院の1病棟で、ひなまつりコンサートのリクエストシートをもらう。この3月は、来週再来週再再来週にそれぞれ、2病棟、3病棟、デイケアのひな祭りコンサートが控えているんだけど、1病棟はやらないかと思いきや、直前になってやると言ってきた!火曜日に行うコンサートのリクエスト曲を月曜日に伝えるという鬼畜の所業!18曲のリクエスト曲の中に知らない曲が4曲。これを単純な事務的作業をしている間も食事中も歯磨き中もひたすら聞いて覚える。なかなか手強い曲もあるけど、まぁ何とかなるんじゃ…と思った日に限って、鬼のように忙しくなる。コードブルー(緊急呼び出し)が1日に2件!階段の段を飛ばして走ること2回。2人とも喉詰め。1人は無事戻ったけど、1人は駆けつけたときにはもう遅かった。窒息は分単位の時間との戦いだからね。ご家族呼んで、死亡診断書書いて、夜に葬儀屋さん来てお見送りをして、退院届けを出した。弟さんの、肩を落とした後姿が寂しそうだった。長く入院された患者さんだったから、事務員も看護師も涙目だった。
火曜日は、午後からコンサートをするのと、用事があり病院を早退するのとで、午前中にサクサクと全速力で仕事を片付けていく。
そして午後からひなまつりコンサート。しつこいようだが前の日にいきなり18曲リクエストされるという苦行。大昔の曲から最近の曲まで、さながら紅白のように、それに加えて、クラシックも童謡も、外国人しか聞かないような外国のレゲエもあった。1病棟は外国人も入院していたからね。
ピアノの真ん前を陣取って、「怪物」と「夜に駆ける」をリクエストしてワクワクしている2人のYOASOBI大好き勢の前で、当直でくたびれている、仕事によるYOFUKASHIな私。「怪物」も月曜日に初めて聞いたから、覚えるためにひたすらこれを聞いた。そのせいで、今でも頭の中で無限再生される。この無限再生を止めるためには、次の曲をインプットしなければいけない。
ピアノコンサートが終わったら、仕事を早退して三宮のホテルにチェックイン。19時から21時まで、頼まれていたウェブ講演をやるのだ。なぜホテルかというと、家だと3匹の猫が全力でわちゃわちゃと邪魔するに決まっているからだ。
既に月曜に2回のコードブルーと、火曜日のむちゃぶりコンサートで疲れ果てていて、さらにオンラインの会議室に入ろうとして何度もエラーとなり、開始の時間が迫っているし、この辺で疲れがピークになってきて頭がモアモアしてくる。しかし直前で何とかなり、どうにかこうにか周りの方の協力も得つつ、ウェブ講演を終了することができた。
この二日間私頑張ったよね!と言うわけで、自分へのご褒美のシャンパンとマッサージで満たされて爆睡。
部屋を見て、うっかりアタリメをツマミに持ち込まなくてよかったと思った。
翌朝の朝食。今日は絶対疲れてると思ったため、有給をちゃんととっていた。あまりに濃かった二日間のため、今日がまだ週末じゃないことが全然信じられない。
今日のピアノ。
♪瞳を閉じればあなたがまぶたの裏にいることで♪皮膚から入り目に移動する寄生虫のことを思い出した。オンコセルカ症だったかな。
— 肉q (@Nickq1121) 2022年3月9日
3月9日 / レミオロメン【耳コピ】ピアノ 可愛い猫 リラックスBGM/睡眠導入/精神科医が奏でるピアノ/Piano cover played ... https://t.co/46mYDZe69O @YouTubeより
今日のピアノはやっぱりこの曲だよね、…と言いつつ、この曲も全然知らなかったんだけど。
ではまた。
ロビーでは熊も働かされていた。熊の手も借りたいほどか…