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3月までは忙しかった。
講演会の準備とか、ひなまつりコンサートとか。
月曜日は2病棟のコンサートで、40曲近くを弾いた。
でも4月から、時間にちょっと余裕ができる。
A病院の月曜夜の当直と火曜の日勤がなくなるからだ。
なので早速4月から、頓挫していたジャズピアノを再開しようと思っている。それから、語学の勉強がてら英語、フランス語のYouTubeをちょっとしようかなと思っている。
語学の勉強に関しては、忙しかったのをいいことに、ここ1ヵ月ぐらい前までは、せいぜい仕事の行き帰りにNetflixを見るくらいだった。以前はhuluも契約してたんだけど、外国語を勉強するにはNetflixの方が良いと思って解約してしまった。Netflixの方が、外国語音声、外国語字幕の作品が多い。それにhuluは英語しかないけどNetflixはフランス語も選べる。字幕の大きさはhuluの方が大きくて見やすいんだけどね。
しかし何といっても、Netflixを語学の聞き取りに使うのに何がいいかって、音声に「副音声」を選べるから。英語のリスニングを強化したい人は、音声を選ぶときに、ただの英語でなく、副音声付きの英語を選ぶと良いかもよ。なぜなら、この副音声というのは、視覚障害のある人などを対象に、音声が画面の状況説明をするので、セリフがない時も常にその言語を聞き続けることになるからだ。例えば「不意に肉qは背後の物音を聞き、振り返る。誰もいない。肉qは、息を弾ませ額に汗をかいている。薄暗い部屋には、はがれかけたカレンダーがあり…」みたいな感じ。これで、大量にリスニング出来、そのうえ会話だけでなく、叙述文のリスニングも対応できる。
そんなわけでNetflixのほうが断然よかったのだけど、ロシアがウクライナに侵攻しそうな緊張感が高まっていた頃、huluと復縁した。なぜなら、huluにはライブTVというものがあり、私がフランスにいた時に見ていたTV5という番組をずっと見続けることができるからだ。私はテレビを持っていないから、情報を日本のテレビから得ることができない。なのでhuluを再契約して、ここのところはずっとフランスの報道番組を流し聞きしていた。起きてる間は仕事の時以外ずっとTV5を流し聞きし、たまにフランス語に疲れたらCNNを聴いていた。これらの報道番組は、まぁまぁ突っ込んだ情報も見れるのだけど、最近はそれに飽き足らず、某語学交換アプリでウクライナ人女性とコンタクトを取り始めた。彼女はキエフの人なのだけど、今はどうにかハンガリーに逃れたとのこと。
でも、両親と飼い猫が、キエフでは無いけどウクライナに残っているらしい。辛いだろうなぁ…自分が現地に残るよりも、自分の大切な人を現地に残している方が辛いなぁ。
私にできる事はなんだろうと考えてみた。大河の一滴にも満たない程度のささやかな寄付はしているけど、私は精神科医なので、彼らが話を聞いてほしい時、彼らが眠れない時、自分に時間がある時に少しは寄り添うことができないか…
意外と外国人の方が、すぐに私に心を開いて悩みを打ち明けてくれる。日本人の場合は、ブログやYouTubeの場合だと、匿名で顔出しもしてないということもあってか「本当に精神科医なんですか?」と不審がられることも1度や2度ではない。日本人は肩書きで安心したがるところがあるよね。資格を持ってるとか、有名人だとか。以前大学病院に勤めていた時、教授の診察を希望する人たちがいたけど、私たちは密かに「教授ってあんまり臨床能力高くないんだけどな…」と思っていた。
私のYouTubeチャンネルも、そういった面を考慮してか「白衣を着て話をした方が良い」と言うアドバイスもいただいた。確かに、白衣を着た方が、顔出しをした方が、本名を出した方がもっと信頼されるだろうけどね。
外国人は、肩書よりも中身を重視するため、簡単ではないにせよ、意外と見てくれる人が現れるかもしれない。少しずつ何年もかけて認知してもらう。まぁ誰も見てくれなくても、スピーチの練習になるからいいんだけど。
最終的に目指すのは…
どこにいても、日本人外国人問わず、人の悩みに寄り添うことのできる「国際派精神科医」なーんちって!
うーむ、大きく出たな。笑
と言うわけで、4月から外国語でYouTubeもやると思うけど、ここではそのチャンネルについては教えないよ。だって恥ずかしいもんね、発音上手くないから。
ちなみに、その某語学交換アプリにはデメリットもあるから、しばらく使っていなかった。何かというと、鬱陶しいんだ。そのアプリで誰かと連絡をとっている間中は、自分の存在は「オンライン中」として他のアプリ使用者に知られてしまうので、いろんな人からメッセージが入ってくるのだ。今回は、ウクライナ人とコンタクトが取りたくてそのアプリを使っているのに、違う国の人たちがメッセージをくれるのは、正直ちょっとめんどくさいと思う。でも、丁寧なメッセージをくれた人はなかなか無下にはできないので、そういう人には一応丁重にお返事した。
この手の語学交換アプリを使って友達が欲しいなと思っている人は、国際ロマンス詐欺を企てている輩がうようよいるので、くれぐれも気をつけてほしい。相手がどんなことを言ってきてもお金を出さない、個人情報を簡単に教えない、これ大事!
それにしても、この「オンライン中」というのを隠したい人は隠せる機能をつけてくれたらいいアプリなんだけどなぁ…。
私はこんなことをしているけど、この時期に現地のウクライナ人とコンタクトをとることは、繊細な人にはあまりおススメしない。ヘビーな話を聞き慣れている人間でなければ、思いのほか心に負担がかかるからね。
ちなみに、完全に情報統制されていると思いきや、ロシア人とつながることもできる。でもどの人もタイムラインに戦争のセの時も書いてない。ごく普通の日常を楽しんでいるような近況報告に違和感を覚えた。戦争についてどうコメントしても叩かれると思ったからか、それとも、うかつなことを書いて当局にばれたらいけないから無難な事しか書けない、でも外国人とコンタクトをとって真実が知りたいと思っているか…考えすぎかな?
今日のピアノ
Yes, ’n’ how many ears must one man have before he can hear people cry?⁰どれだけの耳があれば、人々の泣き声が聞こえるのか。
— 肉q (@Nickq1121) 2022年3月16日
—B. Dylan
Blowing In The Wind / 風に吹かれて/ Bob Dylan【耳コピ】ピアノ 可愛い猫 BGM/睡眠導入/精神科医が奏でるピアノ https://t.co/oYpr3zK1ju @YouTubeより
この曲のためにAmazonでハーモニカをポチった。でも、無知なのに説明をよく読まなかった私。一列のと二例のがあったため、きっと二列のは12音階あるやつだろうと買ったのに、7音階だった。これじゃC調の曲しかできないやん!ハーモニカ歴数分の下手くそな演奏をお楽しみください。お耳汚染に責任はとりませぬ。
ではまた。