幸せの法則

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こないだ同僚の男性医師に「最近幸せだなぁって思ったこと何かある?」と聞かれたため、「あるよ。今日も早速あったよ」と答えた。どんなことと聞かれたので、その日あった出来事を話した。それはこういう話だ。

 

最近暑いので、家から徒歩での移動の時間をなるべく早朝にして、朝一でスタバに避難する。そこで1時間ほどコーヒーを飲んで過ごしてから、バスに乗るんだけど、その日はバスに乗ろうとした瞬間に軽い尿意を感じたわけよ。でも何とかなるだろうと乗ってしまったわけ。

ところが、バスに乗ってから降りるまで50分かかるんだな。そしてその日はバスに乗って30分ほど経った頃に尿意が限界に近くなってきていた。

バスから降りてコンビニでトイレを借りて、そこからタクシーに乗るということを考えたけど、そのバスは、どんどん山に向かって進んでいき、乗って30分ほど経った頃には、コンビニもめったに見つからないんだな…

 

絶体絶命とはこのこと。普段はバスに乗ったら、語学の勉強と楽しみを兼ねてNetflixの外国語動画を楽しむんだけど、もうそんな状態になってたら外国語なんて全く頭に入らない。こういう時は漫画に限る!トイレを忘れさせてくれ…と、漫画を読み出すも、主人公の女の子が彼氏にカラオケボックスでぐいぐい来られて、てんぱって「トイレ行ってくる!」というシーンがあって、漫画の主人公にトイレ、先を越されてしまう。

 

 

がんばれ私の括約筋!この日のために?毎日スクワットしただろ!と励ますこと数十分…

 

 

 

そして…

私は、私の括約筋は勝ったのだ。トイレに座り、私は明日のジョーのように白く燃え尽きながらも、口の端に笑みを浮かべていた。幸せだ…天使がラッパを吹いている。

 

信じられないかもしれないけど、この瞬間私はものすごく幸せだったのだ。

 

それでわかった。幸せって、あるレベルから、より上位のレベルに上昇した瞬間に感じることなんだ。

 

どういうことかと言うと、私が尿意を催した限界に近かったときの幸せレベルがマイナス90で、用を足した瞬間がゼロだとすると、その瞬間+90の上昇があったと言う事。どのレベルであろうと、そこから大きく上昇したときにめちゃくちゃ幸せを感じるのである。

 

たとえば医学部受験に受かった瞬間はものすごく幸せかもしれないけど、その後は医学生であることが日常になってしまうので、この上昇感覚が得られず特に幸福感は無いのである。

 

タワマン好きの人は、普通のマンションからタワマンに越してきた瞬間はレベルが目に見えて上昇するから、その瞬間は幸福感を感じるけど、タワマンに住むのが日常になってしまうと、その幸福感は感じられなくなり、さらに生活レベルを下げないといけなくなりタワマンから普通のマンションに戻ることになると、ものすごく不幸に感じるだろう。やっぱり生活レベルはむやみに上げないに限るな。

 

幸福を感じやすくするには、高級なものを食べるなどの贅沢はたまにすることにして、その時の上昇を楽しむ。高級なものを食べることが日常となってしまったら、幸福感がなくなってしまうのだ。

 

それを考えると、今の私の生活は、休みがほとんどないのが普通の状態なため、丸一日の休みがあるだけでものすごい幸福感があるんだけど、もしセミリタイヤをしてしまったら、その休みがある状態の方が日常になってしまうから、この「明日は休みだヤッター!」みたいな強烈な幸福感がなくなってしまうのかな…

 

そんなことをふと考えてしまった。でももうちょっと休みが欲しいなぁ…

 

今日のピアノ

https://youtu.be/-75oOAteBYs

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ではまた。

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