中高年以降の風呂敷をたたまない生き方

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昨日、久々に友人に電話をして、あらためて私の身に何かあったときに猫3匹を引き取ってもらう意思を確認した。正月の時間があるときに、その旨を明記した遺言書を書くつもりだ。

 

とはいっても、これは単なる万一のときのための備え。いざというときの取り決めはしておくけど、年相応に広げた風呂敷を畳んでいくような生き方はしない。

 

50になり、ジャズピアノを独学で始めて早1ヵ月が過ぎた。60になったら作曲を始め、70になったら小説でも書こうか、大学にもまた行きたい。文化の違いに触れるのも好きなので、やっぱり外国の大学かな。哲学科か音大の楽理科か…そのくらいの歳になっても今くらい好奇心旺盛でいるかどうかわからないけど。

 

おいしいもの心地良いもの慣れ親しんだものにしか関心を示さなくなったら老け込みそうだから、時々コンフォートゾーンから出て適度に刺激を受け続けたいんだよね。

 

とはいえ、これは私自身の価値観であって、別に誰かに押し付けようと思っているものではない。好みの問題だ。

 

語学相互添削サイトで、90歳で外国語を勉強していらっしゃる外国人男性がいて、私もそういう生き方がしたいなぁと思った。

 

そんな年齢から勉強して何になるの、って思う人もいるかもしれない。でも、資格試験に受かったり、仕事に役立てるというゴールありきで勉強するんじゃないんだよね。わからないことがわかったり、それを使って誰かとコミュニケーションを取ったり、自分の世界が広がったりするから、楽しい。ゴールのほうがむしろおまけにすぎなかったりするんだ。

 

昔、ユーレイルユースパスを使って欧州一人旅を2週間した。といっても観光地にも行かず、お土産も買わず、ひたすら電車に乗っていた。

 

私にとっては目的地などなくても車窓からの景色を眺めることがすでに楽しいのだ。

 

今でも、どこかに向かいながら人生という電車の車窓からの風景を楽しんでいる。

 


今日のピアノ



ではまた。

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