「大きな玉ねぎの下で」を巡る考察

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今日のピアノは、爆風スランプの「大きな玉ねぎの下で」。

なかなか切ない歌だけど、謎も残る。

めちゃめちゃ簡単に内容を説明する。

時は、昭和。おそらく中学生くらいの少年が、文通相手の女の子に勇気を出して、奮発して武道館のコンサートのチケットを送り、デートに誘う。ところがどういうわけか、コンサートが始まっても彼女は来ない。彼は、アンコールの拍手の中、席を立ち、涙を浮かべながら振り向くと、武道館の頭上に玉ねぎが光っている。と、こんな話。この光る玉ねぎは武道館のてっぺんについているアレだろう。また、僕は目に涙を浮かべて…といっているのは、玉ねぎが目に沁みて、ということなのかもしれない、と思うのは深読みだろうな。

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謎は、「彼女はなぜ来なかったのか」という点。

歌の中では真相は明らかにされていない。

これが、映画やドラマであれば、彼女は闘病生活を送り、病気があることを隠しながら文通をしていた女の子。男の子はそんなこともしらず、武道館のコンサートに誘ったが、女の子はその日、儚くこの世を去ってしまう…といったところ。

 

そして、これが現実であれば、十中八九、女の子はそっと物陰から少年の顔を見て、

「あちゃー、期待外れ!かーえろっと!」とすっぽかした。もしくは、文通なんて気まぐれなものだから、途中で飽きてやめてしまったか。

現実とは世知辛いもの。負けるな、少年!そうやってみんな大人になっていくんだ。

 

ではまた。

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